MediaWiki 1.19/Deployment announcement/ja
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MediaWiki 1.19 deployment to Wikimedia sites: Test it before it breaks
ウィキメディアの技術者らは、ウィキペディアとその姉妹サイトを支えるソフトウェアである MediaWikiの最新バージョンの整備を終えようとしています。「1.19wmf1」と呼ばれるこのバージョンは、来週からウィキメディアのウェブサイト群に段階を追って導入されていきます。
ウィキメディアのウィキの一部を複製したBeta クラスタが最近設置されました。そこではウィキメディアンらが新バージョンをテストし、自分の所属ウィキ特有のカスタマイズをしたときにそれがうまく動くかどうか確認しました。
テストは順調なようだったため、現在の予定では、2012年2月15日から3月1日までに5段階に分けて導入を行うことになっています。予想外の問題が起これば予定は変更されるかもしれません。自分のウィキが影響を受ける時期について最新の予定が知りたければ、MediaWiki 1.19 工程表をご覧ください。
MediaWiki 1.19 にある様々な新機能とバグフィクスは、バックエンドの裏方的な変更です。例としては、現在進行中の、画像や音声のプラットフォームをSwiftに移す作業を支えるための基盤整備などがあります。
色盲の人のための diff の可読性向上、インターフェースにおける利用者のジェンダーと言語への対応の改善など、もっと見た目にわかりやすい改善点もあります。すべての変更点はリリースノートの草案に載せてあります。
JavaScript とガジェットがResourceLoader互換になっているか確認してください
MediaWiki 1.19 における改善点の一部分は JavaScript に関するものです。レガシーなサイトスクリプト、ユーザスクリプト、ガジェットのほとんどはこれからも動きますが、新バージョンは、コード中のある種の仮定やエラーに対してこれまでより厳しくなっています。例えば、ロード時間が短くなったことにより、使用されるモジュールが宣言されていないスクリプトでエラーが発覚するかもしれません。
それだけでなく、ResourceLoaderの新しいバージョンが今年中に導入される予定があります。これは一部のガジェットにとっての改善点をもたらすものですが、ガジェットが ResourceLoader 互換であることが要求されます。
このため、ガジェットの製作者は今からスクリプトを更新し、あとで大きな不具合が生じないようにするよう強く推奨されます。ResourceLoaderへの移行ガイドがガジェット開発者向けの主なドキュメントであり、非推奨のJavaScript や 既定のモジュールなどが列挙されています。
You can also join the 2011 Resource Walker, an attempt to go through all Wikimedia wikis and update outdated JavaScript. An IRC workshop is planned to facilitate the process; more information will be posted later on this blog.
Moving towards transparent upgrades
As we move towards more frequent software upgrades, we expect them to be less and less painful — and ideally, at some point they'll go so smoothly that users won't even notice them, except for the new features that will appear. We're not completely there yet, but we've made progress in the past year or so, and we're committed to continue our efforts, both for the benefits of developers and users.
今のところは、私たちの努力にもかかわらず更新によって生じた問題に遭遇した場合は、できる限り早く問題を修正しますので、ご辛抱ください。今からでも、Betaクラスタに行って、問題を報告したり、(Archived 2012-01-19 at the Wayback Machine)バグトラッカーに登録したりすることもできます。事前に多くの方々にテストしていただければ、導入はスムーズに進むでしょう。
Guillaume Paumier
Technical communications manager